Oracle Express Edition の基本的な使い方

コンテナデータベースは利用しないので正直使い方がぴんときません。
勉強のためにインストール直後からDOSでOracle Express Edition(Oracle XE)を利用するための基本的なコマンドのまとめになります。

参照:Oracle Express EditionをWindows10にインストール


1.プラガブルデータベース(XEPDB1)への接続切替

ひとまず管理者(SYS)で入ってプラガブルデータベース(XEPDB1)のセッションに変更します。

管理者ログイン:sqlplus sys/{インストーラで入力したパスワード}@XE as sysdba
※接続文字列「XE」はインストール時に作成されます。
※パスワード忘れた場合、OS認証を利用して「sqlplus / as sysdba」でも入れます。

セッション変更コマンド:alter session set container = XEPDB1;



2.XEPDB1でユーザーの作成

ここでのユーザーの作成は最低限のユーザーIDとパスワードのみとします。(表領域の指定などは省略)
勉強用として権限は制限なしでの利用を前提として DBA, resource, connect 権限を付与しておきます。

ユーザー作成コマンド:create user {作成するユーザーID} identified by {作成するユーザーIDで使用するパスワード}

権限付与するコマンド:grant {付与する権限名} to {権限付与されるユーザーID};



3.XEPDB1のユーザーでログイン

IPv4アドレスとホスト名でのログインを説明します。
IPアドレスは、「ipconfig」コマンドで表示される「IPv4アドレス」の値です。
ホスト名は、「hostname」コマンドで表示される値です。

IPv4アドレスでログインします。

ログインコマンド:sqlplus {ユーザーID}/{パスワード}@{IPアドレス}:{ポート番号}/{プラガブルDB名}
※インストールの説明でも記載していますが「localhost」は使用すると「リスナーがありません」とエラーになります。


ホスト名でログインします。
ログイン後のとおりテーブル作成やレコードの追加など利用可能になります。

ログインコマンド:sqlplus {ユーザーID}/{パスワード}@//{ホスト名}:{ポート番号}/{プラガブルDB名}